血液検査(腫瘍マーカー)
がん発生に伴い血液中に増える特殊な蛋白や酵素のことを腫瘍マーカーと呼び、がんの発見や診断の手がかりにします。
腫瘍マーカー
CEA <消化器系がん>
大腸、胃、肝臓などの消化器系がんで高値を示します。喫煙でも高値を示します。
AFP <肝細胞がん・肝疾患>
肝臓がんで高値を示します。がん以外の肝臓疾患などでも高値を示します。
CA19-9 <膵臓・胆嚢・胆管がん>
消化器系がんで高値を示します。膵炎、胆石症などのがん以外の消化器系疾患でも高値を示します。
SLX <肺・消化器系・乳房・卵巣がんなどの腺がん>
肺がん、消化器系がん、乳がん、卵巣がんなどの腺がんで高値を示します。
非がん疾患での偽陽性率が低く、がん特異性が比較的高いのが特徴です。
非がん疾患での偽陽性率が低く、がん特異性が比較的高いのが特徴です。
PSA <前立腺がん>
前立腺に特異的に見られる腫瘍マーカーで、前立腺がん、前立腺肥大症で高値を示します。
前立腺がんは日本で近年急増したがんの1つです。
※40歳以上の方に有効な検査です。
前立腺がんは日本で近年急増したがんの1つです。
※40歳以上の方に有効な検査です。
男性のみ
腫瘍マーカー3種(女性セット)<CA19-9・CA125・CA15-3>
女性がかかりやすいがんに特化したセットです。
女性のみ
- CA19-9・・・消化器系がんで高値を示します。膵炎、胆石症などのがん以外の消化器系疾患でも高値を示します。
- CA125 ・・・卵巣がんで高値を示します。子宮内膜症、子宮筋腫、子宮体がん、月経、閉経、妊娠でも高値を示します。
- CA15-3・・・乳がんで高値を示します。卵巣がん、子宮がん、肺がんでも高値を示します。